2013年7月 ~金・銀・銭の為替レート?~

アベノミクス第一の矢、『異次元の金融緩和』の効果で、円安・株高がすすんでいる。これが今後どう変動していくのかの予想は大変難しく、どう対応すべきか判断がつきにくい状況にある。

江戸時代は、金・銀・銭で決済が行われていた。金・銀・銭の間にはそれぞれ両替レートが存在して、変動相場制であったらしい。これは私の好きな時代小説作 家山本一力の『銭売り賽蔵』から得た情報である。主人公『賽蔵』は、庶民を相手に金貨や銀貨を町民の間で使われる文銭に両替する零細な両替商である。時代 は江戸中期。この本の冒頭に、賽蔵の裏長屋の隣に住む左官の女房が、小粒銀5匁を銭に両替して欲しいと訪ねてくる場面がある。「1匁63文だ。」「63 文って・・10日前66文で替えてくれたじゃないのよ。」「ねえ賽藏さん、うちにまだ30匁ばかり残っているんだけど、いまの間に取り替えたほうがいいか しら。」

銭の両替レートは、かなりの変動相場で庶民の日常生活も影響されていたことがうかがわれる。昨年秋に某社長から、会社のドル預金を円に転換した方が良いか 相談を受けたことを思い出した。江戸幕府は度々貨幣の改鋳を行って、金貨・銀貨の金・銀含有割合などを変更したので、これによっても経済は大きな影響を受 けたらしい。『異次元金融緩和』の影響をひも解く鍵は、もしかしたら江戸時代にあるかも知れない。

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